【新築事例】キッチン&ダイニングが真ん中の平屋のお家

「食べること」が真ん中にあるリビング空間

ご夫婦とも、お仕事で「食」にかかわるご家族のお住まい。

お家の真ん中に広々としたキッチン&ダイニングのある間取りになりました。

お料理動線がいいL型キッチンに、造作の収納を組み合わせたコックピットキッチン。丈夫なホーローキッチンの強さと、木のぬくもりのやさしさの両方が感じられます。

左に見えている棚は、上には家電を置き、下のスペースにはミニ冷蔵庫が入るように設計して作りました。

キッチン正面の小窓からは、和室の様子が見られます。和室でお昼寝するお子様の寝顔をながめたり、勉強していたらおやつを差し入れたり、そんなシーンが目に浮かびます。

LDの無垢フローリングの素材は、国産のヤマザクラ。ほんのりピンクがかった深みのある色合いで、高級感とやさしさがあります。

天井は、国産ヒノキのスリット材で仕上げました。全体的に落ち着きと和を感じる大人インテリアでまとめています。

ダイニング横には、パントリーを設けました。ストック食材や調理家電などがたっぷりと収納できます。壁には奥様お気に入りのアクセントクロスを。

使い勝手と居心地のよさを両立したリビング空間です。

安心の「おかえり動線」と便利なお洗濯動線

玄関には2つの動線を。家族の靴や汚れものはシュークロークへ片付けて、リビングへ続くホールはいつもすっきりと。いつでもお客様をお迎えできます。

シュークロークの広い土間には、アウトドア用品やベビーカー、農作業着など汚れが気になるものも収納できます。

玄関のすぐ横には、造作の洗面台を。家に帰ってからドアノブに触れることなくすぐに手洗いができて、清潔面も安心です。来客時にも気軽に使っていただけます。

脱衣場には、お洗濯用にスロップシンクを設置。汚れものの手洗いや、ズック、掃除道具などを洗うのにとても便利な深型のシンクです。

お洗濯が終わったら、廊下を通ってサンルームへ。室内干しできるので、雨の日や花粉の季節、仕事で帰りが遅くなる時にも安心です。

サンルームには、使う時だけ引き出すことができるワイヤー式の物干しを設置しました。共働き家庭にも心強いアイテムです。

木のやさしさと和を感じる内装

さまざまな表情の木で、やさしさと個性のあるインテリアになりました。

玄関を入るとお出迎えしてくれる、照明付きのニッチ。パイン材のデザインウォールを使用しています。

リビングの天井には国産ヒノキの小幅板風羽目板を。無塗装なのでヒノキの香りや調湿効果はそのまま発揮してくれます。ソファに座って眺めてみると、木の表情がおだやかな気持ちにさせてくれます。

玄関の壁の一部には、天井と同じヒノキ材を。

こちらは手で触れる場所なので、汚れ防止のために塗装をしています。幅の細いスリット模様が、ほどよく和の雰囲気を演出しています。和紙風の照明と組み合わせました。

玄関からリビングへとつながるメインの建具は、国産のスギ無垢材でできた引戸です。上吊仕様で床にレールがないので、移動もスムーズです。

無垢の木をポイント使いすることで、上質感とやさしさのある空間デザインになりました。

エクステリアのプロが提案する外構デザイン

外構の設計は、エクステリア専門のデザイナーが監修しました。前面道路との関係や使い勝手、そしてお庭を楽しめる仕掛けを大切にしたプランです。

目隠しを兼ねるフェンスを配置しながらも、すべてを囲ってしまうのではなく、道路に面する一部をオープンにしています。そこに植栽と自然石を置いて、外とゆるやかにつながるようにしています。

家の周りには、食べられる実のなる木を植栽しました。広いお庭も、収穫を楽しめる木があれば距離感が近くなるはず。大粒のブルーベリーやオリーブが食卓に上るのが楽しみです。大工手作りのウッドデッキでもお庭時間を楽しめます。

このほか、ハイルーフ対応のカーポートや電気自動車用の充電コンセントなど、使い勝手のいい工夫が凝らされています。

お家の中にも外にも、たくさんの楽しみやこだわりが詰まった平屋のお家。子育てにも老後にも暮らしやすく、住むほどに木の味わいが深まっていくお住まいになりました。