【建替事例】小さくて暮らしやすい バリアフリーのお家

古民家の母屋を残しながら、一部の棟を建て替え、心地よく自分の好みに囲まれた暮らしを叶えたお家です。

安芸市内で建て替え新築をされたこのお家は、リフォームのご相談から始まりました。

老朽化により水漏れが起きていた水回りを修繕したいというご相談でしたが、ご家族の介護をご自宅で行うことになり、段差が多いことや寒い浴室、車椅子で移動しにくい外構などがとてもネックになってきました。

そこで古いお家を解体し、生活するための水回りと寝室をまとめた小さなお家をご新築されることとなりました。

バリアフリーに配慮した設計

車いすを押しながら出入りがしやすいよう、玄関ドアは自動スライドドアに。玄関と室内との段差をなくしました。室内の引き戸も大きく開くタイプとし、車いすでの移動に配慮した設計としました。

フローリングは車いすでも傷がつきにくいハードタイプの素材になっています。

水回りについても、車いすに座ったまま使用できる洗面台、手すりをぐるりと回したユニットバスとし、介護がしやすい工夫を。また自動お掃除機能付きのトイレなど、家事の負担を少しでも減らすための設備を選びました。

小さくても広々暮らす

全部で15坪のコンパクトな面積ながら、ゆったりと過ごせるようにワンフロアで広々と感じるシンプルな間取りにしました。掃き出し窓からは外のグリーンが眺められます。

また、建て替え前は光の入らない台所でしたが、対面キッチンで気分も明るくお料理できるようになりました。

小さいお家こそ、すっきり暮らす収納計画が大切。大容量の玄関収納や、リビングから見えにくい冷蔵庫スペース、洗面所の可動棚など充実しています。

最近では部屋をすっきりさせるために、TVではなくプロジェクタを採用される事例も増えています。リビングの壁クロスはプロジェクタ対応の素材にして、このようにテレビ台を置かずに暮らすこともできます。

大切なご家族と、ご自宅で過ごされることを選ばれたお施主様。介護の負担をできるだけ減らしながら、趣味の時間やお友達を招く楽しみも生まれるように小さなお家の中に工夫が詰まっています。