今回は今年の夏に向けておススメのリフォーム工事をご紹介します。
その内容は内窓設置工事(窓だけ断熱改修)です。
あまり馴染みがないかと思いますので、先にどのような工事か説明します。一言で言いますと既存の窓(サッシ)の内側にもう一つ窓(ペアガラス)にして、断熱性能を上げようというものです。
具体的に見てみましょう。
こちらはトイレの窓ですが、工事前の写真です。通常のアルミサッシが入っています。
この内側に白い樹脂のペアガラスのサッシを付けました。所要時間は30分以内です。
空間的にもおしゃれに見えますね。ではなぜ窓の断熱が大切なのでしょうか。
住宅の熱の出入りの内、夏は窓から73%が入ることがわかっています。(株式LIXIL HPより)
つまり窓を改修することで、熱い日差しや気温上昇を抑えることができ、自宅の断熱性が上がるのです。
今回の内窓工事はポイントは4つあります。
①家全体をやらなくてもリビングだけや寝室だけなど、1部屋断熱でも効果がある。
家全体をやると費用がかかるケースもあるので、良く使う部屋だけでも効果が高いです。
②国の補助金が付いており、1か所数万円~数十万円の費用が戻ってくる。
昨年から補助金があり、井上建築でも補助を使い昨年は10件ほどの内窓工事をやらせていただきました。工事が1日で終わるので、お施主様の負担も少ないです。
③断熱効果だけでなく、防音効果もある。
単純に窓が2重になるので、外部の音が聞こえにくくなります。昨年は防音室の施工にも使わせてもらいました。
④エアコン台などの電気代、光熱費の削減になる。
これが一番のメリットかもしれません。冷房の効きが良くなります。
あと、デメリットですが、一つだけあります。窓が2重になるので、開け閉めを2回しなければいけなくなります。こちらは、私の自宅にも付けていますが、慣れれば気にならないです。
弊社では株式会社LIXILさんのインプラスという商品を良く使わせていただいています。この夏に向けてぜひご検討ください。