
安芸市内で空き家となっていたお家が、新たに一棟貸しの宿泊施設へと生まれ変わりました。
古き良き和風建築の風情を残しながら、現代の旅スタイルに合った快適で使い勝手のよい宿へ。宿を運営されるのは、安芸市内のお寺「妙山寺」様です。

なぜ、お寺が宿を?
近年、地方のお寺の檀家さんも都市部へ転居される方が増え、お墓お参りや法事の度に地元へ帰ってきても泊まる家がない、という事例が増えていました。また、家族や親族で宿泊する場合、一般的なホテルではそれぞれ個室となってしまい、せっかくの機会に家族団らんがしにくいという課題がありました。
一方で、檀家さんの中には「空き家」を所有しており活用に困っている方も増えているといいます。
そこで、妙山寺様は檀家さん所有のお家を活用し、家族でくつろぎながら泊まれる一棟貸しの宿にするという解決策を検討されました。

家族で過ごせる一棟貸しの宿へ
一棟貸しの宿のよさは、寝室やお風呂だけでなくキッチンが完備されているため、お茶を沸かしたり簡単な食事を作ったり、まるで我が家のようにくつろいで過ごせる点にあります。
他の宿泊客もいないため、子連れで多少賑やかになっても、人目を気にせず滞在できるのも喜ばれる点です。

今回、既存建物にはお風呂がなかったため、新設することとなりました。湯船があり、ご年配の方もゆっくりお湯につかることができます。

元の所有者様が茶道を趣味にされていたというお家は、部屋のしつらいも美しく、茶庭も残されていました。お庭も一部をリノベーションして、宿泊者だけが楽しめる景色へ。


寝室は2部屋と、リビングの一部を利用して最大7名が宿泊できます。
今回のプロジェクトに当たっては、旅館業法や消防法に適合した設計・施工のみならず、子会社で運営する宿のノウハウ提供をさせていただき、ハード・ソフト両面からのご支援をさせていただきました。
安芸市内の古民家にまた一つ、灯がともります。檀家さん以外にも一般の宿泊ももちろん可能ですので、安芸市への観光や長期滞在の際はぜひご利用ください。

